[感想]村上式シンプル英語勉強法/村上憲郎

村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける

村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける
村上憲郎 著/単行本 お薦め度:★★★★☆

米google副社長兼日本法人社長の村上氏による体験的英語習得法。31歳の時に外資系企業に転職。必要に迫られ、試行錯誤の末に生み出した「必要なことしかやらない」英語勉強法は、あぁ、英語って案外簡単じゃん、と思わせられる説得力に満ちている。


今をときめくgoogle日本法人社長が書いた英語学習の本ということで、書店で何気なく手に取ったら……おいて帰ることができなくなった。

「読む」「単語を覚える」「聴く」「書く」「話す」の5つの側面からアプローチされているのだが、特に「読む」の章は、洋書読みにとっては必見。単なる多読の推奨ではなくて、効率的に読む方法のポイントが明確に記されているのだ。

たとえば。

  • まず100万語を目標に読む
  • 知らない形容詞は「good」か「bad」に変換する
  • 1分間に500ワード読むのが最終目標

などなど、示唆に富んだ内容に、この本を読んでいるうちから「うぉ?、洋書が読みたくなってきた」という気分になってしまう。

そうして、google日本法人社長であるというこちら側の色眼鏡があるせいか、言っていることがまた格好いいのだ。

「日本語と同じように英語で読めるようになる」具体的目標として

東京から大阪まで出張したとします。新幹線の中で『ニューズウィーク』を読みました。新大阪駅に着いて、読み終えた『ニューズウィーク』をゴミ箱に捨てました。エスカレーターに乗ってしばらくして、「あれ、さっき読んでた『ニューズウィーク』、日本語版だったっけ、英語版だったっけ?」と思い出せなくなる……そのレベルに達することです。

すごい、かっこいい、素敵。

イメージが具体的だから、この文章に出会った時「よしっ、読もう!」と自分の中のモチベーションがぐぐっとアップしたのを確かに感じた。

洋書読みの初心者から、洋書を読むことに疑問を感じ始めた中上級者まで、読んで損のない1冊である。

ただし、このボリュームで1500円は、正直ちょっと高い……と……思う……けど。