[感想]陰陽師/夢枕獏

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時代小説というと、司馬遼太郎の「竜馬が行く」くらいしか読んだことのない私が、思わず手を伸ばした作品です。

独特の怪しげな雰囲気が何とも言えずいい味を出しています。6つの短編にはすべて鬼やもののけが登場するのですが、ホラーのようにやたらめったら怖さばかりを強調するのではなく、腕一本分が鳥肌立つ程度の不気味加減さが、私にとってはちょうど良く、楽しく読み進めることができました。長短編織り交ぜて現在4作品が出版されているようですが(うち3 冊は文庫化済み)ぽっつりぽっつりと読みつづけてしまいそうです。

お薦め度:★★★★☆