[感想]金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?/堀江貴文

052701

メルマガから生まれた堀江貴文のビジネスモデルとQ&A

すべてとは言わないけれど、堀江貴文さんの本はけっこう読んでいる。素っ気ない文章で、読み手が堀江さんの思考について来られるかどうかなんてお構いなし。決して親切とは言えない著書が多いというのに、なぜかスルーすることができない。


本書「金持ちになる方法は……」に関しても同じことで、起業する気もなければ、あたらしいビジネスモデルなんてまるっきり探してもいない自分なのだけれども、それでもやっぱり読みたかった。堀江さんの有料メルマガを購読していないから尚更だ。

というのも本書は、メルマガ内の「ビジネスモデル教えちゃいます塾」と「Q&A」のコーナーを中心にまとめられたもので、メルマガ購読に月額840円かぁ、とひとり目立たぬように溜め息をついていた身としては、その一部分が垣間見られるだけでも、うれしくて仕方がないのである。

堀江さんのビジネスモデルは、相変わらず目のつけどころが鋭くて、そうかなるほど!と思わされるものばかりがずらずらと並んでいる。並んでいるのだけれども、それを実行するだけの行動力がある人って、なかなかいないだろうなぁとも思う内容である。

でも、いいのだ。

何度も言うようだけれども、起業をしたくて堀江さんの本を読んでいるわけではない。極めて合理的で、頭脳明晰な彼の思考の一端に触れてみたくて、彼の著書を読んでいるのだから。読んだからといって凡人の自分に何がわかるわけでもないのだが、それでも、ふーん、そういう考え方があるのかあ、とプチホリエモンになったような気分だけは、とりあえず味わえる。

でもって、私的にはそれで十分じゃないかと思うのだ。

本書には堀江さん自身の手になる文章とは別に、西村博之さん、夏野剛さん、藤沢数希さん、船曳健夫さんの4人が、堀江さんの人となりについて短い文章を寄せている。これがまたとても興味深い。

あきらめの悪い堀江さんだとか、面倒見のいい堀江さんだとか、ちょっとすぐには想像つかないのだが、彼らの言葉を読んでいると、ああ、なるほどね、と納得できる。

堀江さんが早く刑務所から出てきて、また何か新しいことをやってくれないかなと、そう思っていた人には、十分楽しめる内容になっているはず。旬のうちに読むべし。