[感想]本を読んだら、自分を読め/小飼弾

031101

本書を読めば、必ずもっともっと本が読みたくなる

年間100万ページ(!)を読むという、超読書家の小飼弾さん。もはや自分などとは別次元の世界の人なので、本書に書かれていることもスケールが大きい。

けれどそのスケールの大きさが、自分には到底無理だ、と思わせるような内容ではなくて、本をもっともっと読んだなら、こんなにも素敵な世界が広がるのかと、憧れを抱かせてくれるような内容で埋め尽くされているのだ。

また、私自身もご多分に漏れず『周囲と自分を比較して、「本ばかり読んでいる自分」に対して「これでいいのか」と疑問を抱く』人間だったのだけれども、本書を読んだらそんな迷いが少しばかり吹っ切れた。

そうなのだ。他人からどう思われるかなんて気にする必要などなかったのだ。本を読むことは楽しい、素晴らしい、ワクワクする。それで十分だったのだ。

さらには、小飼さんの言う「本は脳みそを耕す鋤(すき)や鍬(くわ)のようなもの」という考え方も何やら楽しい。

本を読んで、それをもとに考える。考えることが、自分で自分の脳みそを耕すということに他なりません。それが教養ということです。

なるほど、そうなのか。本を読むたびに、こちこちに凝り固まっている自分の頭がほぐされていく様を想像すると、趣味が読書っていうのもなんだかな、とちらっとでも思っていた自分がバカらしくなって来る。

自分の足で書店を歩き回り、自分に見つけられるのを待っている1冊の本を見つけるという作業が、楽しくて楽しくて仕方ない。

激しく同意。